クリアランス

(くりあらんす)

歯科において、クリアランスとは補綴装置等の人工物を入れるためのスペースを指すことが多い。支台歯形成後にクラウンを入れるための空隙や、義歯の人工歯や義歯床を装着するための対合歯とのスペースを指すときに使われる。クリアランスの不足は咬合高径に影響を及ぼすため、治療計画の段階で目安を立てる場合もある。

また、治療器具を入れるためのスペースなどもクリアランスと呼ばれる。

いずれの場合も、クリアランスの不足は対合歯や上下顎との位置関係で生じることがほとんどである。